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私が休業・協力金を申請してみて難しかったこと・これから申請する方へのアドバイス

2020年6月12日


はじめに新型コロナウィルス感染症に罹患された皆さま、および関係者の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

私は、石川県金沢市にてネイルスクール・ネイルサロンを開業しています。今回の新型コロナウイルス感染症の対策で、石川県の自粛要請業種に含まれていたことから、2020年4月21日より休業をしました。

そこで本記事では、私が休業にあたり申請した協力金などの体験談をお話しします。参考にしていただけたら幸いです。

★休業にともなう協力金申請のポイントまとめ★

  1. 「新型コロナウィルス感染拡大協力金」は条件が厳しめ
  2. 「持続化給付金」の申請は準備が多いので早めの着手を
  3. 「新型コロナウイルス感染症特別貸付」の申請は比較的簡単
  4. 申請書類等は予備を準備しておくと不備があった場合でもスムーズ

「新型コロナウィルス感染拡大協力金」は条件に該当せず、断念

休業にあたり、私はまず石川県に石川県新型コロナウィルス感染拡大協力金の申請をしました。しかし協力金申請には、様々な規定・準備すべきものがありました。

    (例)

  1. 営業店舗床面積の規定(石川県は100㎡)であること
  2. ホームページ、ブログ、インスタグラム、チラシ、店舗に張り出した告知版などの写真があること

上記のように公な手段での休業の告知の証明、床面積を確認できる店舗図面など準備するものも多く、申請は困難でした。また結果として、私の場合は条件である床面積100㎡にわずか3㎡足らず、申請できませんでした。

持続化給付金の申請に切り替え

そこで、次は持続化給付金の申請をすることにしました。こちらも申請に際し、法人は前年度の決算書、確定申告控や売り上げ台帳、通帳の写しなどが必要で、少し手こずってしまいました。

WEBでの申請をしたのですが、仮登録後はID・パスワード設定し、本登録申請までの手順があります。記入用のフォーマットにパソコン上で記入し、その後は様々な書類をスキャン、スマホで撮影など画像にし、添付するという作業もあり、作業はかなり多めです。

不明点については、窓口に電話での問い合わせができます。ただ、私の場合は自社の税理をお任せしている税理士の先生に相談したほうが、かなり話がスムーズにいきました。

もしも持続化給付金の申請で困る場面がありましたら、専門の先生にお話をした方が良いかもしれません(個人的な感想です)。書類の記入方法などわからないことをご相談してから実際の申請をすると、申請がすんなりと進みます。

    持続化給付金の申請のポイントまとめ

  1. Web申請はステップが多いので、早めに着手すること
  2. 不明点については、専門の先生に問い合わせると話がかなり速い

関連記事:【政府の給付金を受けたいフリーランス・事業主向け】持続化給付金まとめ
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関連記事:「持続化給付金」の申請が開始。インターネット申請が可能、LINEの相談窓口も
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雇用助成金・新型コロナウイルス感染症特別貸付の申請も

休業中のスタッフの給料保証をするにあたり、利用できる制度は利用したいと考えて「雇用助成金」の申請もしました。

また、この状態がどれくらい続くのかも予測がつかないため、できるだけ早く運転資金を調達し、余裕をもって会社を維持したいと考えて「新型コロナウイルス感染症特別貸付」の申請も考えました。

前者の雇用助成金は準備する書類が多かったので、窓口で問い合わせようと思ったのですが、申請方法を聞くだけで2時間近くの待ち時間が発生していました。

一方、新型コロナウイルス感染症特別貸付の申請は想定よりも簡単でした。
返済期間も10年と長く、500万以下の場合は審査も比較的簡単です。取引銀行などがあれば更にスムーズに行えます。持続化給付金同様に決算書やなどの準備は必要ですが、書類が整えば、あとは金融機関で作業を行ってくれます。但し、あくまでも貸付ということなので最終手段といえるでしょう。

関連記事:「雇用調整助成金とは」
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今後、給付金、協力金などをご検討の方へのアドバイス

準備について

申請書類などは、各書類を複数枚予備としてご準備することをおすすめします。不備などがあると再度、提出を求められたり画像添付で分かりにくい場合は郵送での提出を求められたりするからです。個人、法人ともに特別貸し付けなどは印鑑証明、納税証明書なども求められることもあるのでこちらも準備されるといいと思います。

資金の重複申請について

それぞれの協力金や給付金は重複申請が可能なケースがあるので、様々な資金調達方法を視野に入れることもお勧めします。例えば石川県では「新型コロナウイルス感染拡大協力金」と「持続化給付金」の重複申請が可能でした(各県の協力金申請規定によって重複できない場合もあるそうです)。

また新型コロナウイルス感染症特別貸付で資金調達をし、持続化給付金を受け取ったら特別貸付に返済するという方法もあると金融機関に教えていただきました。

所要時間の見通しについて

申請についてはかなりの時間を要するので1事業所に対し1日の作業時間と考えるのが妥当かといえるでしょう。

このほか、どこの窓口も大変混雑しているので9時の業務開始時間の30分前には行かれるといいと思います。できれば、新型コロナウィルス感染を避けるためにもWEBでの申請をおすすめします。

※トップ画像はイメージで著者ではありません

キーワード: フリーランス, 事業主, 休業, 助成金, 協力金, 新型コロナウイルス感染症特別貸付, 給付金

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