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復興が最も早いのは「ベトナム」? コロナショックに負けない、国外で再起業するという選択

2020年5月29日


世界の経済に大きな影響を及ぼした、新型コロナウイルス感染症。日本もまさにこれから、経済問題が深刻化しようとしています。

そんな中、『ベトナム』が、感染拡大の食い止めで健闘しているのをご存じでしょうか?非常に少数の感染段階で交通機関を全面停止、外出禁止も徹底したため、感染死亡者は0の状態です(2020年5月6日時点)。

この状況を受けて、復興に向けていち早く動いているベトナムでの『再起業』を考えてみるのはいかがでしょうか。この記事では、ベトナムでの有望なビジネスの具体例や起業の法制度など、起業する日本人のためのノウハウを、経営コンサルタントの松本尚典がご紹介します。

★ベトナムでの起業のポイントまとめ★

  1. ・ベトナムは世界で最もコロナ禍の影響が少なく、復興が早いと考えられる
  2. ・ベトナムの外食産業は成長見込みが高い
  3. ・外資の獲得競争が進んでおり、事業参入のハードルが以前よりも下がっている

※以下記事は、松本尚典さんのご執筆内容です。

はじめに

はじめに、これをお読みいただいているあなたも、新型コロナウイルス禍の影響からビジネスに大きな支障をきたされておられることと推察いたします。そのようなご苦労をされている方々の再起をはかるための一助になれればと思い、この記事を書いております。

私はこれまで、経営コンサルタント・事業家として30年間にわたり活動してきました。この記事は、それらの経験をもとに私が予測した、コロナ禍からの復興に向けたビジネス再起に関するひとつのご提案です。

ベトナムが世界で最もコロナの影響が少なく復興が早い理由とは


コロナウイルス感染症の影響が世界で最も少なく、したがって最も復興が早いと思われるベトナム──私は今、この国に大きな注目をしています。

ベトナムは、コロナの発生源と言われている中国と非常に密接な経済関係にある国です。そのため、コロナ問題に対する政府の対処は、SARSの時と同様、日本や欧米と比べると非常に迅速かつ徹底的でした。

またベトナムは、ベトナム戦争を経験した危機管理体制が根付いている国とも言えます。今回も、早期に国を閉ざし、外出を禁止し、鉄道を止めるという徹底した措置を打ちました。その結果、世界でも類を見ないほど早くコロナの封じ込めに成功し、復興への道を歩み始めています。

コロナショック後のベトナムビジネスが有利な理由とは


日本におけるコロナショックも、もちろんいつか終わります。しかし重要なのは、すでに様々な識者の方が言われているように、コロナ禍が終わったからといって日本社会が元通りになるとは限らないということです。特に自営業やフリーランスの方は、これまでと同様の働き方・生き方がむずかしくなることも考えられます。

一方、ベトナム社会は、コロナ禍での社会的影響が3週間の封鎖に終わり、その後遺症はほとんど見られないと予測できます。

また、今回のことで中国での事業展開に強いリスクを感じた日本や欧米企業が、今後ベトナムに進出投資先を変えることも考えられます。

このほか、少子高齢化が進む日本や中国などに比較し、ベトナムの平均年齢は31歳と若く、活力がある国です。単にコロナショックからの復帰にとどまらず、今後の成長性という観点で、非常に有望な国といえましょう。

コロナショック後のベトナムでの再起業。何をどうする?

●ベトナムでの外食産業に注目

では、日本のフリーランサーや自営業の方が単身ベトナムに渡り、そこでビジネスをする場合、どのような事業が有望なのでしょうか。

様々な事業機会があると思いますが、私が最も注目しているのが「外食産業」です。日本における外食産業は、高齢化が進む今、非常に難しいと言われ始めています。コロナ禍でも、観光・旅行事業と並んで大打撃を受けています。今後の復興局面でも、テレワークの急速な推進による働き方の変化などにより、外食産業を巡る環境は決して明るいとはいえません。

一方ベトナムは、若い国民の所得が上がりはじめ、外食をする人口とお金が増加傾向にあります。

●ベトナムでの焼肉業が熱いワケ

ベトナムにおける外食産業の中でも、私は今、焼肉業に注目しています。
焼肉業は、肉の素材としての質がよければ、調理自体が非常に簡単な飲食業です。地元の従業員の調理の指導教育も比較的簡単です。しかも、客単価が比較的高く、利益率が高いというメリットもあります。

実際に私も、自身が最高経営責任者を務めるURVグローバルグループでは、ベトナムなど各国で焼肉業に成功した日系企業と提携し、メニュー提案から現地従業員教育を総合的にコンサルティングしています。

ベトナムでの起業の法制度や資本制度、言葉の課題について

●資本制度について

これまでベトナムには、外国企業が会社を設立し、資本金を管理する上での法的規制がたくさんありました。社会主義政権下で、会社設立が最も難しい国のひとつだったのです。しかし外資の獲得競争が活発な現在、ベトナムの会社法制や資本規制は急速に緩んでいます。これは、ベトナムでの再起業をご提案する理由の一つでもあります。

●言葉の課題

また、多くの方が気にするであろう言葉の問題。ベトナム語は、中国語よりもピンイン(中国の発音表記)が難しく、習得が難しい言語といわれています。しかし結論から言うと、日本を出発してビジネスを開始する段階では、ベトナム語ができていなくても問題ありません。ベトナムで活躍している多くの日本人も、最初はみなさんベトナム語を話せません。

例えば弊社が提携している、ベトナムで成功する焼肉店を展開する企業の社長さん。彼はベトナムで数年暮らしておられますが、「いまだにベトナム語は話せません」と語ります。日常生活では英語や日本語を取り混ぜて使い、業務では日本語ができる部下を通訳者として使って仕事をされています。ベトナムは日本語教育が盛んで、しかも人件費が安いため、通訳ができる部下も比較的雇用しやすい事情があるのです。

私自身も、ベトナム語は今でもほとんど話せません。現地では、私の通訳をしてくれるスタッフを通して仕事を進めています。

以上、ベトナムでの再起業を例にあげて、コロナショックからの再起のご提案をさせていただきました。コロナによる影響を受け、お客様のこと・従業員のこと・ご自身やご家族のことなど、考えることがたくさんで、心身共にとてもお忙しい日々かと思います。その中でも、再起を目指して動き始める気持ちをどこかで持ち続けていただければと思います。

キーワード: 事業主, 再起業, 海外, 起業

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経営コンサルタント
松本尚典さん (URVグローバルグループ )
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